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デザインの裏側 | 捨てられるはずだったリボンを主役に
捨てられるはずだったリボンを主役に
福井県あわら市。日本のリボンの9割以上を生産する、知られざる産地がある。
高品質なリボン製造で知られる矢地繊維工業も、その一社。超音波技術とレーザー技術を駆使して、オリジナリティ溢れるリボンを生み出している。
しかし、長年の間、抱え続けていた課題がある。
プレゼントを開封する数秒間だけ輝くリボン。その美しさは多くの人が知っている。けれど、本来のリボンの可能性は、そこで終わってしまっていた。
「捨てられてしまうリボンを、資材ではなく商品として長く使ってもらいたい」
そんな思いから生まれたのが、見せるしおり——「しおりぼん」である。
「見せるしおり」を作る
矢地繊維工業が活用したのは、これまでリボンをカットするために使っていたレーザー加工技術。
その技術で表面を削り、立体的なデザインを表現することで、柔らかなリボンの風合いを活かした見せるしおりが誕生した。
一枚のリボンの中に3つのデザインがあり、その繋がりを丁寧にハサミでカットすることで、「一枚のリボンが商品になる過程」を自分の手で体験できる。
最後の仕上げもあなたの手で。ビーズを貼ったり、ちょっとカスタマイズするのもOK。
使い方は、あなた次第
出来上がったしおりぼんは、Fruits・Typo・Animal・Jewelry・Flower・Leafの6種のデザインを展開。
多彩なデザインで彩られており、どれを選ぶか迷ってしまうほど。
そして、その使い方は無限大だ。
本に挟む、おしゃれなしおりとして。バッグチャームとして。帽子のリボンとして。ヘアアクセサリーとして。
カラフルに揃えたり、推し色を身につけたり。どうやって使うかは、全てあなたの手に委ねられている。
素材の可能性を信じること
かつては「捨てられるもの」だったリボン。
今、それは何度も手に取られ、選ばれ、大切にされる存在になった。
職人たちが守り抜いた技術が、新しい形で、新しい時間を生み出している。