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COLUMN

イベントレポート『職人BAR ~錺金具職人 竹内直希氏~』

 

神社仏閣の装飾を今に伝える錺職人

7月18日に、coto mono michi at TOKYO 墨田区押上本店で開催された
【職人BAR vo.1】の様子をレポート致します。

 

 

墨田に移転して初開催となる「職人BAR」
バーテンダー、竹内さんの乾杯の音頭から始まりました。

 

今回のゲストバーテンダーは、京都の錺(かざり)金具職人・竹内直希さん。
ご実家は京都・伏見にて50年以上仏壇仏具や寺社仏閣に使われる
錺金具の製造や修復などを手がけておられる会社の2代目です。

 

 

京都出身の竹内さんからの振る舞い酒の日本酒や各々、好きなドリンクを片手に
今まで神社仏閣、仏壇に備え付けられている錺金具が目の前に広がっている光景や
職人BAR特設会場に皆さん心おどらせた様子でした。

 

 

みかげ石が素材の石乃炙鉢で炙ったホタルイカと
墨田区では人気急上昇中のcafe coconaさんが作り出す食事に
皆さんも舌鼓みを打たれていました。

 

 

スライドショーには、竹内さんの会社の様子などが写し出されています。

 

そもそも”錺金具”とはなんぞや、来店された方、誰しもが皆さん疑問に思われます。
バーテンダーは一つ一つ丁寧に心を込めて説明致します。
まるで優しい止まり木のように…

 

 

歴史は古く、飛鳥時代に仏教と共に伝来されたこと。

 

素材について、手作業の技術について、錺金具の柄について、
宗派によって紋様も変わってくること。

 

ここでは全てをお伝えすることができませんので
職人BARに参加して頂くと、よりもっと深く知的好奇心をくすぐられます。
そして、最後に錺金具のこれからについてを伝えて下さいました。

 

 

心もお腹も満たされて職人BARは閉店致しました。
閉店後も盛り上がりバーテンダーとの交流は夜まで続きました。
職人BARはこれからも伝統を保ちつつも、
新たなコト、モノ、ミチが交わえる場として押上で開催していきます。
不定期開催ですが、
皆様の次回のご来店、心よりお待ちいたしております。

 

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