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【OSAKA】イベントレポート 『作り手と出逢う #6 特別イベント Letter press – 活版印刷体験 –』

 

4/17(土)〜4/30(金) COTO MONO MICHI AT PARK SIDE STOREにて活版印刷機を使った活版印刷体験を行いました。

 

有限会社山添と協業して作った紙の額縁「Relieful(レリーフル)」ポストカードサイズにぴったり入る特別なカードを、今回の為に特別にご用意しました。

“ Every day is a new day ” という、ヘミングウェイの残した言葉を素敵に文字組みしていただいた版を使用し、ご自身でカードを印刷していただく体験型ワークショップとなりました。

 

そしてこのカッコいい小型の活版印刷機「テキン」は期間中ずっと大阪店に!

こちらも山添印刷さんから貸し出していただきました。

カードが刷り上がる工程を見ていきましょう。

 

まずは円盤状のパレットにインクを乗せます。

今回使用したのは「赤金」という美しいゴールドのインクです。

 

左のレバーを降ろすと、二本のローラーがググっと上がってきてパレットの上を転がりインクを伸ばしてくれます。

レバーの上下とともにパレットが少しずつ回転するようになっていて、レバーを上に戻すとパレットが回転し、またレバーを降ろして塗り広げ、戻して回転させ、塗り広げ…の繰り返しでインクをパレット上に広げていきます。

パレットとローラーにしっかりインクが乗ったら活版をセットします。

レバーを引くと、ローラーが活字部分にインクを塗布してくれる仕組みです。

 

ちなみに活版印刷の“活版”とは、この文字が並んだ金属製の版のこと。

一文字一文字は“活字”と呼び、この活字を並べて固定し、言葉や文章として組まれたものが“活版”です。

印刷用の紙を手前にセットして、ゆっくりとレバーを降ろします。

 

グッと体重をかけてレバーを降ろし切り、ゆっくり持ち上げると…

ジャジャーン!印刷できています!

一枚一枚手刷りなので、よーく見てみると少しずつ表情が違うのがわかります。

印刷する紙によっても随分印象が変わりますね。

 

裏を見てみると圧のかかった部分がボコッと膨らんでいるのがかすかに確認できます。

これぞ凸版印刷の味わいですね。

 

 

小さいお子様から、活版印刷ファンの方まで様々な方にご参加いただきました!

ご参加いただいた皆さま、山添さん、ありがとうございました。

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