TSUGI 新山直広 インタビュー

_mg_8667

TSUGI
メンバー全員が大阪出身で、同市で開催されている河和田アートキャンプに参加したことがきっかけで、福井のモノづくりに魅せられ移住した、デザイナー・職人など6名で構成されるクリエイティブカンパニー。2013年に福井に息づくものづくりや文化の魅力を多くの人に知ってもらいたいという思いで結成し、未来の産地を醸成する様々なプロジェクトの運営をはじめ、地域やメーカーと寄り添いながらデザイン提案から販路開拓までを一貫して行っています。


ーーーーはじめにTSUGIさんの事業内容を教えてください。

地場の作り手と寄り添ったブランディング業務をしています。

ーーーーその中でも得意とするものはなんですか?

デザイン・商品開発・イベント企画を同時に行う三輪駆動の体制です。

ーーーー新山さんが今のお仕事に就かれたきっかけはなんですか?

24歳のとき、仕事で越前漆器の産業調査をしたことがきっかけです。

ーーーーHPや取組みなど、なんだか楽しそうなTSUGIさんですが、結成からこれまでについて簡単に教えてください!

弊社の最大の特徴はメンバー全員が”大阪出身”であることです。学生時代参加した河和田アートキャンプという地域づくりプロジェクトがきっかけで、福井のものづくりに憧れて移住してきました。
それぞれ眼鏡職人や木工職人としての修業の傍ら、2013年「10年後に産地の担い手になれるように」という思いでTSUGIを結成しました。当時は皆、本業を持ちながらの活動でした。
1年目は拠点づくりと仲間づくりをテーマに、現在の事務所であるTSUGI Labをセルフビルドで改装して、完成した空間ではものづくりをテーマにしたワークショップやトークイベントを開催し、同じ志しをもつ仲間を増やしてきました。2年目はコラボレーションのイベントや、ポップアップショップの企画などに注力し、2014年12月には初めてのオリジナルブランド「Sur」を発表しました。2015年4月からはTSUGIを法人化し、未来の産地を醸成する様々なプロジェクトの運営はじめ、地域やメーカーと寄り添いながらデザイン提案から販路開拓までを一貫して行っています。

ーーーーTSUGIの「一番の魅力」を教えて下さい。

デザイナー・職人・ディレクターなどによる異業種集団。そして全員が20代と若いことです。

ーーーー業務以外で取組まれている活動はありますか?

鯖江市河和田に住む地元若手と移住者でPARKという一般社団法人をつくり、元眼鏡工場をリノベーションし、これからのものづくりを醸成する複合施設をつくる計画に携わっています。」

PARKとは http://parksabae.com/
協働によるものづくりを通じて心の垣根や概念を乗り越え、関わるすべての人々が共に生きていく仲間となり、自然環境、地域、ものづくりの街が伸びやかに循環し続ける、幸せな未来のために存在します。Incubation, Innovation, Immigrationの三点を主軸にアイディアの創造と発展、フレキシブルな場作りを目指しています。

ーーーー今の職業で感じる ”一番の喜び” はなんですか?

産地に寄り添うデザイン事務所として、作り手さんとの距離が非常に近いことです。仕事とものづくりがすごく密接で、二人三脚で価値を高めていくプロセスができることに喜びを感じます。

ーーーー今後の夢・目標・チャレンジしたいことなどをひとつ教えてください!

河和田(鯖江)を「創造産地」にすること。OEM一局依存ではなく、それぞれの企業が知恵を絞り、光を放ち自ら発信し続けることで、人が集まり、日本一魅力的な産地にすることが一番の目標です。

sur pierce
sur(サー)は眼鏡の素材に新たな価値を見出したアクセサリーブランド。肌になじむ透明感、ミニマルなデザインを特徴とした毎日身に付けたくなるアクセサリーです。端材活用をきっかけとし、鯖江の眼鏡工場で作られています。surplus(余剰)から由来するブランド名は、アクセサリーの生まれたきっかけと、不要なものが求められるおもしろさをテーマにしています。眼鏡のように身につける人に自然となじむ、デイリーユースとして使えるアクセサリーです。


ではここからは鯖江についてお伺いします。

ーーーー鯖江の良いところを教えて下さい。

「・なんといってもものづくり。街全体が大きな工房といっても過言ではありません。
 ・先進的なことにチャレンジできるまち
 (市長をはじめ、市民にイノベーティブな方が多い。
 ・生きる知恵をもっている。
 (古くから知恵を絞り、時代にあったものづくりや文化をつくってきたこと)」

ーーーーでは、鯖江の微妙なところも教えて下さい(笑)

「あまりないのですが、強いて言えば“当たり前の壁”です。
 柔軟な面がある反面、なかなか新しいことにチャレンジすることが難しい状況がある
 のも事実です。そのあたりも時間をかけてでも少しずつ解きほぐせるような環境を
 みんなでつくっていきたいですね」

ーーーー鯖江のおすすめを教えてください!

「これからおもしろくなる河和田。今までの歴史をつくってきたおじいちゃんたち。
 今現在トップランナーとしてひた走る経営者たち。
 それを背中で追いつつ自分たちの未来を見据える若手たち。
 世代を超えて河和田のまちをおもしろくする“ヒトモノコト”に大注目です!」

ーーーー鯖江人だけがわかる「鯖江あるある」ってなんですか?

「みんな鯖江が大好き。」

ーーーー鯖江にあったらいいなと思う施設はなんですか?

「蔦屋書店のような文化複合施設」

ーーーーたくさんお話を聞かせていただいてありがとうございました。では最後に、新山さんとって今の職業を「漢字一文字」してく表すとしたらどんな漢字か教えて下さい!

「継(つぎ)」


TSUGIのホームページ
http://tsugilab.com/