竹に込めた思い

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企画展「京都職人工房 職人たちのマーチ」に足を運んで下さった皆様、誠にありがとうございました。

期間中最後の土曜日は、「竹ひごを巻いて編んで作るブレスレット」のワークショップを開催致しました。

 

 

ワークショップの講師としてお呼びしたのは、京竹籠 花こころの職人、小倉千恵美氏。

「大量生産、大量消費の時代への疑問もあり、自然から生み出す仕事、環境に優しい素材に携わりたかった」と話す彼女は、
竹という素材にこだわり、竹を割る作業から始め、竹ひごを刺しゅうのような繊細さで編み、籠の丸みを生み出します。

竹の特性を知り尽くした彼女の手仕事は、六角形の編み目を基本に、後から細い材料を差してキクやボタンの花模様に仕上げる技を得意としており、大変美しく、見る人を魅了します。

 

 

今回のワークショップでは、そんな彼女の手仕事を少しでも体感して頂けるように、一本の竹からブレスレットを編むことはもちろん、竹を割く所、彼女の至極の作品もご覧頂きました。

水でやわらかくしならせていても、節がある竹を折らずに編むのは非常に難しかったのではないでしょうか。それでも小倉氏の指導のもと、皆様素敵なブレスレットを仕上げてくださいました。
 

 

0.1mmの寸分の差ですら許されない、竹工芸。小倉氏は竹を割くところから、丁寧に、そして大変愛おしそうに作業を始めます。彼女の仕事を間近で拝見することで、自然や植物へ対する畏敬の念があの素晴らしく美しい作品につながっているのだと、感じさせられました。

 

 

改めましてワークショップにご参加頂いた皆様、小倉さん、そして京都職人工房の関係者の皆様、誠にありがとうございました。

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